保護者や指導者からすると、短期間で結果を出すことを求めていないつもりでも、身近な他の子供が結果を出していたりすると、つい自分たちの子供にも結果を求めてしまいがちです。
小さい時から結果を出す子供たちに対して、「才能がある。センスがある。」といった言葉によって一括りにしてしまっていることが見られます。
私が考えるには、「才能・センス」がある・なしについては、子供においては評価すべきではな
いと考えています。
「才能・センス」については、身体的、および技術的能力を高め続けたうえで、評価するものです。
他人より上手いだけで「才能・センス」というのは誤りです。ただ単に成長が少し他人より早かった、トレーニングが成長と合致していただけです。
身体の成長に合わせたトレーニングを行えば、獲得できる技術なのです。 これを「才能・センス」という言葉で一括りに評価する者は、ただ上達を遅らせるだけです。
前回、幼少の時に取り組むことで、感覚的な技術が高められるとの話を少ししましたが、このあたりを皆「才能・センス」という言葉で表しているように感じます。
身体の成長もですが、神経の成長も個人差があります。ですので皆同じでなくて構わないのです。同じではないことが当たり前なのです。
もし、感覚的な技術(みなさんのいう「才能・センス」)についても「言語化」することで、飛躍的に上達させることが可能になります。(言語化についてはいずれ)
「才能・センス」のある・なしは子供のころに評価するものではない。
好きなスポーツを行っているのです。子供のころにピークが必要ですか?
人生の中でどこに最大のピークを持っていくべきかを考えて、成長に合わせたトレーニングを行うべきです。
コンディショニング・ケア くらしき
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